5月14日に臨時議会が開催されました。いわゆる人事議会であります。毎年、この時期は、どこの議会も頭を悩めていることでしょう。北名古屋市議会が誕生して7年目になるが、最も醜い議会がなされたと言わざるを得ません。
我が市政クラブは、24人で構成される市議会において14人のメンバーを持つ最大会派であります。議会の人事は、市政クラブが中心となって決定してきています。それ故に他会派との調整を慎重に行うことは当然のことでありますし、その配慮において、毎年3役(議長・副議長・監査委員)の人事は、選挙によらない指名推薦をいただいておりました。しかし、今回の3役の人選に対し、他会派から信任できないと総スカン。まことに残念な結果です。
議長は、議会の活動を主宰し、議会を代表する者で、議会構成上欠くことのできない重要な地位である。その地位は、議会自体の権威と結びつくものである。(議員必携)
市政クラブの14票しか信任を得ない議長・副議長は、ある意味で大変な議会運営を強いられるかもしれない。謙虚に与えられた職務に専念していただきたいと思います。
最も心配なのは、監査委員です。「監査委員の提案権は、市長に所属し、これに議会が同意して初めて市長は任命できる」とされる。この市長提案に対して、公明・市民の5名が反対。民主・共産・無所属5名が採決を退席。議員になって13年、人事案件にこれほどの不信任はいまだかつて見たことがありません。果たしてこの人事はよかったのか?と市政クラブの一員として心を痛めるところであります。
今回の役選に対して他会派から突き付けられたメッセージは、重大であると感じます。最大会派であるが故におごりがあったかもしれない。今一度、自分自身を含めて市政クラブ全メンバーは反省をしなければならないと感じています。
北名古屋市議会基本条例の第1条「市民の声を反映し、親しまれる開かれた議会を実現する。」
この条例に反していないか、我々は原点に戻って行動すべきである。